Web系プログラマはショッピングサイトやブログ、SNSなど様々なWebサービスを構築するのが仕事である。そのスキルはクライアントサイドとサーバーサイドに大別される。
クライアントサイドとは主にブラウザ上で機能するもので、必要なスキルとしてはHTML、CSS、JavaScriptがある。HTMLはWebサービスを構築する上で最も基本的なスキルだ。Webサイトのヘッダーやメインコンテンツ、フッターといった大きな部分から、文章の見出しや段落といった細かい部分までを定義する為に使われる。CSSは、HTMLで定義された構造の見た目を整える為に使用する。Webサイトを2カラムにするのか3カラムにするのかなどの全体的なレイアウトから、文字の色や大きさ、余白の取り方などの小さな部分までを決める為の言語となっている。さらにページをリッチにする為に必要なのがJavaScriptだ。JavaScriptでは、限られたスペースで画像を複数表示させる為のスライダーや、マウスオーバーすると表示されるドロップダウンメニューなど色々な機能を実装できる。
サーバーサイドでは、クライアントサイドから送られてきた要求に対して、その要求にもとづいた処理結果を返す為のプログラムが必要になる。プログラム構築の為の言語にはPHPやJava、Perlなど様々なものがあるが、構築するシステムによって使用される言語は異なるので、それぞれのシステムに合った言語を習得することが必要だ。また、ショッピングサイトなどでは膨大な情報を記録する為のデータベースが用いられるので、データベースを操作する為のSQLという言語の習得が必須になる。